亀
ちょっと前になりますが先日の明日香路で見てきたものですけど・・・
ヲタ的にはこれは外せないでしょう!
亀石
何のために作られたのかはわからないそうですが、言い伝えでは
昔むかし、大和が湖であったころ、湖の対岸の当麻と、ここ川原の間にけんかが起こりました。長いけんかのすえ、湖の水を当麻にとられてしまい、湖に住んでいたたくさんの亀は死んでしまったそうです。何年か後に亀をあわれに思った村人達は、亀の形を石に刻んで供養したそうです。今は亀は南西を向いているが、もし西を向き大麻をにらみつけたとき、大和盆地は泥沼になるという。
とのこと。
そしてさらに
亀形石造物
さっきの亀石は昔から知られていたようですが、こっちは2000年に発掘されたそうで、自分も明日香に逝くまで知りませんでした。
こっちもハッキリした目的はわかっていないようだけど、祭事に使用されたのではないかとの事らしいです。
謎の石造物・酒船石がある丘陵北側、東西二つの尾根の谷部分で村道建設のため発掘調査をしていたところ、平成12年2月、目をみはるような遺跡を発掘した。
長さ1.65m、幅1mの小判型の水槽と、流れる水を受ける長さ約2.4m、幅2mの亀の形をして、顔を南、尻尾(しっぽ)を北に向けている石造である。
遺構は石造物を中心に、石敷や階段状の石垣によって立体的な空間を作り出している。
これは『日本書紀』斉明二年の条(じょう)「宮の東の山に石を累(かさ)ねて垣とす。」に符合することから『両槻宮』ではないかと考えられている。この時代、このような大土木工事ができるのは天皇かそれに準ずる人であったと思われる。
スミマセン。
名称に亀があるだけで、発汗2号とはなんの関係もありませんでした。。。
それ以外には
・鬼の雪隠
・鬼の俎
・酒船石
といった巨石が一杯ありました。
日本ではあまり石文化は発達しなかったのですが、飛鳥時代はかなり巨石をつかった遺構が多いですね。
他に訪れたのは、折角写真をとってきたので・・・
・板蓋宮跡
残念ながら修復工事中で全体が覆われていた全貌を観ることは出来ませんでした。
「発見」されたことにより貴重な壁画が消えてしまったのは残念でなりません。
今回のメインでしたが、ここでもたくさん写真もせっかく撮ってきたんで。
内部への入り口です
これは内部。
本格的に明日香路を廻ったのははじめてだったけど、ここがかつては日本の中心だった時もあるのかと思うと。。。
また逝ってみたいですね。
それにしても関西ってのは歴史好きにとってはなんて魅力的な場所なんでしょう。
今度はちょっと趣向を変えて河内の古墳群にでもいってみようかな・・・